ここんとこ本当に忙しくてまともに更新できないので、いくつかのゲームを
まとめてレビューしていく方針に変更します。
また艦これ改みたいな長文レビューを書きたいゲームが出てくれば別だけど、
そうじゃない限りはこのスタイルで行くつもり。
ということで今日は軽く6本のゲームをまとめてレビュー。
まずはこれ、「龍が如く0~誓いの場所~」。
本編である「龍が如く」の20年前の世界を舞台に桐生ちゃんとゴローちゃんの
ダブル主人公で進んでいくケンカバトルアドベンチャー。
実は龍が如くシリーズは初代と2、見参、維新あたりを遊んでたりするんだけど、
その中でもブッチギリで面白いと思えたのがこの龍0だ。
特にバトル回りのシステムが洗練されていて、数多くのヒートアクションを簡単に
繰り出すことができて爽快感抜群。
壁に叩き付けてフルボッコ!
自転車を叩き付けてグシャア!
ドスで腹を思いっきり掻っ捌く!
毎日が楽しい暴力!
これが龍が如くの世界か…。
本編ではルートに沿って進みながら多数のヤクザや敵をボッコボコにしつつ
進むバトルがとても楽しく、ドアに思い切り敵を叩き付けてブチ開けるといった
アクションも素敵。
桐生ちゃんもゴローちゃんもそれぞれ戦闘スタイルを3つ(隠しまで合わせると4つ)
持っていて、それぞれガラっと違う戦い方ができるのもポイント。
壊し屋スタイルでその辺のものを流れるように掴みながら殴り掛かることもできるし、
ダンサースタイルで日本刀を歯で受けて投げ返すなんて神業も可能。
この辺はもうなんというか、とにかく街で絡まれる喧嘩が楽しすぎて
自分から体当たりして喧嘩を誘発させたくなるレベル。
実は今までの龍が如くシリーズだと割とヒートゲージがすぐ消沈するとかで
なかなか気持ちいいバトルにならなかったんだけど、この龍0はバトルへの
突入もほぼシームレスでストレスが無く、とにかく気持ちよく相手を血祭りに
あげることができるから、中毒性が異常に高い。
サブクエストまで含めてほとんど終わってるのに未だに遊び続けてる一本。
キャバクラ経営のミニゲームを含めてプレイスポットもギャグ満載で
とにかく街をぶらぶらしてるだけで楽しい。
龍が如くシリーズをまだやったことない人にも安心してオススメできるので、
この機会にやってみてはどうでしょうか。
次は「アッパーズ」。
閃乱カグラシリーズでおなじみのマーベラスから発売された
爽快フルボッコアクションだ。
主人公・乱麻は暴力至上主義が蔓延る島へ偶然たどり着く。
その島ではなぜか喧嘩が強いと凄い!喧嘩がモテる!!
ということで喧嘩に勝って勝って勝ちまくってモテようぜ!という分かりやすい
ストーリーを基軸にバトルストーリーが展開する。
ライズアップで強化モード突入!コンボを決めればフルボッコアクションのアッパーラッシュで
ボタン連打でフルボッコ!!ライフが無くなれば女の子の胸に突っ込んで回復!
ゲームコンセプトに沿ったわかりやすいシステムで、ステージクリアタイプなのでガンガン
進めることができるのは良い点だ。
ただ…あまりにもシステム周りが未完成かつ噛み合わないのが難点。
特に近くの女の子の出すオーダーを達成することでモテレターやライズアップ用マーカーを
手に入れるシステムについては完全に爽快感に対して足を引っ張ってしまっている。
こっちは好きに暴れたいのにアクションを制限されまくる(例えばカウンターで10人倒して!など)ので
ストレスにしかならない。達成しなくても問題ない要素ではあるのだが、達成を前提とした
内容なのでそういうわけにもいかず・・・。
結局閃乱カグラほどの爽快感もなく、ストーリーも中途半端なところで終わり、
使えるキャラクターも主人公とポッと出のライバル達ぐらいでモーションも全員大差無いという、
予算と容量の小ささが垣間見える内容だったのが残念。
クリア後のやりこみ要素も薄いし、もったいない一本だった。

次は「シャドウオブモルドール」。
これはもう…なんというか…現時点で僕の中でベストファンタジー暴力ゲームの座に輝いている。
黒の手という奴に妻も子供も自分もぶっ殺されてしまった主人公は、ある高名な
呪われたエルフの戦士と同化することで復活し、死ぬことのできない体になってしまう。
ということで、とりあえず復讐しよう!手始めにモルドールを占拠してるオルク(オークの上位種)を
殲滅したり支配したりしつつ黒の手の連中を全員殺そう!というストーリー。
ロードオブザリングとのつながりもあったりするのが、そのへんは割愛する。
このゲーム最大の魅力は「ファンタジー世界における理想の暴力」。
多数のオークを相手に次々と派手な剣術をブチ当ててオークの首を飛ばしまくる!
ステルスアクションで高所からオークを暗殺!
命乞いするボスオークを気軽に処刑!
たまたま通りかかった時に顔が気に食わなかっただけのオークをいきなり殺害!
これが全部できます!素晴らしい!
オークの社会は縦社会で軍団長5人と部隊長25人がいて、こいつらは常に勢力争いを
していて誰かしらが殺されたりしつつ下剋上が行われたりしているのだが、そこに主人公は
思いっきり乱入できる。
例えば下っ端のオークを「洗脳」して味方に引き入れ、そいつに他のオークの殺害を命じ、
そのミッションで殺害のお手伝い(まあ自分で相手をぶっ殺しても全然OKなのだが)しつつ
軍団長の配下に引き入れ、ここぞというところで裏切らせて背後から強襲!軍団長を殺害!
なんてプレイも楽々できる。
特に軍団長討伐ミッションは割と条件が面倒だったりするので、この戦術は基本。
さらに各軍団長・部隊長オークには特徴と弱点が存在し、情報を持っている雑魚オークを
尋問することでその2つを知ることができる。
例えば「ステルスフィニッシュで一撃で倒せる」なんて弱点があった場合は、どんだけ強力で
こっちを即死させるレベルの強さのオークだろうと高所から暗殺すれば倒せる、といった感じで
弱点を見つけてサクっと倒すのがポイント。
これがもう本当に楽しい。オークでやりたい放題!
アクション部分が本当に楽しいシャドウオブモルドールなのだが、ストーリーが短いのと
クリア後はあまりやることが多くないというのが欠点かな。
DLCを導入すればタイムアタックといった要素も解放されるのだが、それが無ければ
ちょっとした収集要素を除くとオーク狩りぐらいしかできることが無いのがね…。
それでもエクスキューションでガンガン首飛ばせるのは最高に楽しいんだけど。
今ならそこそこ安値なので、暴力大好きな人に遊んでほしい一本。
プラチナスターズは765プロの面々13人を一か所の合宿所に集め、ランクを上げて
エクストリームライブへ挑むのが目的のアイドル育成ゲームだ。
旧作であるXBOX360のアイドルマスターを狂ったように遊んだ身としては、
「みんな、本当に可愛くなったな・・・」と思えるほどにグラフィックやモーションが進化。
ライブシーンだけでなく日常の会話やちょっとしたワンシーンすら美しく、
過去のアイマスに実装してほしかった部分がキッチリと入っている。
ライブに関してはオーディションではなくいきなりライブに出演して音ゲーを遊んで評価を得るという
システムに変更。キャラクターステータス(レベル)を上げて音ゲーをこなして盛り上げ、基準ラインを
超えればクリア。
ファン数を一定数集めるごとにランクアップライブに挑戦可能で、ランクB以上でエクストリームライブに
挑み、クリアすることでエンディングとなる。
それまでは永遠に合宿所で過ごすことになり、また今作にはプレイ期間が存在しないため
何年でも合宿所にいることになる。
サザエさん時空なんだろ・・・と言いたいところなんだが、毎年各キャラクターの誕生日を祝う
イベントが存在することから「時間は進んでいる」ということになってしまうため、
これは…美魔女だらけの合宿所…。
さて、遊び始めた瞬間はそれこそテンションMAXだったのだが。
実際クリアまで遊んでみるとグラフィックやライブの凄さの裏にあるシステム面が、
申し訳ないんだけど本当にスッカスカで、ソーシャルゲーム並に毎日同じことしか
できない仕様になっている。
そこに拍車をかけるようにBランクからAランクへ到達するのに必要なファン数が異様に多くて
遊び続けても長時間かかること、課金前提のDLCがほとんどでとにかく金がかかることといった
ソーシャルゲームに近い設計になっているのは本当にがっかりした。
ハッキリと言えばアイドルマスターやアイドルマスターSPのようなオーディションの
駆け引きといった要素が一切存在せず、ひたすら水増しされたようなイベントと
ライブをこなすだけの内容だ。
グラフィックが凄いからL4Uに近い楽しみ方をすれば最高の一本なのだが、
アイドル育成ゲームとしては…。
個人的にはもったいない一本だった。
もし次が出ることがあるのなら、初代アイマスのリメイクをお願いしたい。

次は「世界一長い5分間」。
主人公パーティーはついに魔王の城に到着、さあラスボス戦だ!・・・というタイミングで
まさかの主人公が記憶喪失になってしまう。
仲間達はこの窮地を乗り越えるため、過去の思い出について話しかける。
そして主人公は少しずつ昔を思い出し…長い長い5分間が始まる。


ドット絵で描かれた昔懐かしい感覚のRPGだが、いきなりラスボス戦からスタートして
過去を遡っていくのが新しいポイント。
ゲームとしてはオーソドックスなRPGタイプで、基本的に冒険する世界は「過去の思い出」であり、
どれだけ戦闘してもレベルは上がらない。そのかわり「思い出補正Lv」というのが上昇する。
これは現在のレベルに対して補正されるもので、例えば当時のレベルが20で思い出補正が15だったら
実質レベル35で冒険できる、といった具合。
つまり思い出が美化されれば美化されるほど戦闘が楽になるシステムだったりするわけだ。
加えて各思い出ごとに達成目標が3つあって、全部達成すればかなりの思い出経験値になる。
過去の思い出とはいえ実際にそれをやったのかは関係なく、「やったこと」にすれば
思い出は美化されるというのも面白い。
思い出と思い出の間には当然ラスボス戦が進行していて、これもまたたった5分間のやりとりの中に
多数の熱いイベントが盛り込まれていてとにかく盛り上がる。
ゲームテンポが凄まじく良いのでついつい長時間遊んでしまえる楽しい一本だ…中盤までは。
終盤はエンカウント率の高さ(大体10歩でエンカウント)とダンジョンの長さで
だんだん疲れるゲームになってしまうのが難点。
エンカウントについては主人公のスキルで一定時間無効化できるのだが、ダンジョンが長く
ダルいという部分は避けられない。この辺はもったいないかな。
加えて言えば達成すべきサブ目標も目押しが必要なスロットでファイブセブンを出せだの
連射機が必要なレベルで連打が必要なSTGでハイスコアを出せだの、とにかく面倒。
もちろん達成しなきゃいけないわけではないんだけど・・・。
それ以外の部分についてはキャラクターよし、戦闘よし、ストーリーよしと欠点が無い。
値段も安いので是非やってほしい一本だ。

最後の一本はこれ。
「真・三國無双英傑伝」。
無双のSLGが出る、ということで不安も多かった一本なのだが・・・正直に言おう。
ここんとこ遊んできたゲームの中でもブッチギリで面白い。
趙雲を主人公として、様々な陣営を渡りながら冒険するというオリジナルストーリーで
展開される新しい三国志。
そして無双とシミュレーションを組み合わせたバトルはその噛み合わせが非常に上手く、
「SLGとしての戦略性や戦術性」と「無双らしい多数の敵を一度に吹っ飛ばす爽快感」が
綺麗に組み合わさっている。
特にゲージを貯めて放てる同時乱舞「共鳴乱舞」は一度に複数のキャラクターを同時に
動かし、さらに強力な乱舞を範囲内の好きなポイントに打ち込むことができるから、
一回の発動で20部隊以上消し飛ばすことも可能。
これがもう凄い爽快感。例えるならスパロボでマップ兵器の範囲にほとんどの敵を
収めて全部駆逐したときぐらいの爽快感。
それぞれの無双武将の攻撃も原作を基にしたチャージ攻撃をしっかりと持っていて、
攻撃範囲の広い技で複数の部隊をまとめて攻撃!撃破!なんて戦い方になるから、
どれだけ多数の敵に囲まれてても「どうやってこいつら吹っ飛ばすかな…」なんて
気分になるし、パズル的な楽しさも含まれていてとにかく楽しい。
オリジナルストーリーもいいけど、天絆鏡によるイベントを進めることで
総勢61人もの無双武将を仲間にすることができるのもポイント。
一度仲間になった武将はストーリーに関係なくどこでも出撃可能で、好きなだけ育てられる。
出撃数やレベルが別の武将を仲間にする条件になっていたりするので、まんべんなく
育てる必要はあったりするのだが・・・。
各マップごとの出撃枠が5枠と少ないというのが難点。
ただ、10人とか出してしまうとターン進行も長いし敵の数も倍になると考えると
かったるいだけなので、このバランスがベストなのかもしれない。
爽快感抜群のSLG、という新しいジャンルな一本。
自分の手でボタンを連打して敵を吹っ飛ばす無双は飽きた!
新しい無双がやりたい!という人にオススメしたいね。
ということで6本まとめて紹介させてもらった。
今後もこのスタイルのレビュー形式が多くなると思うので、特定のゲームのレビューを
探しづらくなるかもしれないけど、そのへんはご了承していただきたい。